ホーム 深層報道 元ファミ通編集長 浜村弘一氏が語る「ゲームってなんだ」(後編) ◆親がゲームのことをわかっていない。

元ファミ通編集長 浜村弘一氏が語る「ゲームってなんだ」(後編) ◆親がゲームのことをわかっていない。

0
シェア

前編はこちらから 「ゲームは「素晴らしい」未だに飽きないですね。」

– 第二週 –

 

新しいものをわかっていない親、ゲームに関する教育方針について聞く。
親がゲームのことをわかっていない。

 

◆ゲームを排除するのは「もったいない」

 

ー親がゲームをシャットアウトしてしまうことがあるのですが、浜村さんから見てそれはどうでしょうか。

「親がゲームのことをよくわかっていないからだと思う。確かに時間をあまりにも限度を越して遊んでいるとしたら注意すべきだと思います。」

「でもそれはゲームに限らないもので、漫画の読みすぎやテレビの見過ぎ、スマホをいじっているのを含め『やりすぎている』という(のを注意する)よりは、もっと他に楽しいものがあるとか、こういったことも経験してみたらどうかという提案をしてあげることができればそれは素晴らしいことだと思います。」

もったいないと思いますけどね。色々な教育の仕方があるので、各家庭の方針それぞれですけれども。例えば映画を見るのはダメですとか、僕が子供の頃、『映画館に行くのは不良のやることだ』という言われ方をした時代もあったみたいで。時代によって何かを気にすることは常にあったことだと思う。」

◆親が理解せずに拒絶してしまうことが根底にある

 

ー理由としてはどんなことがあるのでしょうか

「親の世代にはなかったけれど、子供の世代に生まれた楽しいものを親が理解せずに『気持ちが悪い』とか『得体がしれない』から拒絶させてしまうことが根底にある。だから子供の世代に生まれた何か新しいものは、まず親が体験してみて、良いものか悪いものかを判断した上で与えるということが大事だと思う。ゲームをやってみて面白かった、だから渡してみる。という形でやるのは良いと思う。」

 

◆ゲームにも良いものと悪いものがある。それは本だって同じ。

 

「なんでもそうなのですが、本を読むなと言われても『は?』と思うじゃないですか。本にも良いものも悪いものもある。ゲームをやるな、というのは、ゲームにも良いものと悪いものがあるということをわかっていないからだと思う。その良し悪しをまず理解した上で、どういうゲームなら良い、どういう遊び方なら良いというのを提案してあげることが大事だと思います。」

 

浜村氏の「ゲームってなんだ」
未だに飽きない。

 

ー浜村さんにとってゲームとはなんでしょうか

「僕が社会に出るときに生まれてきた産業としてすごく未来を感じたのが、ゲームです。これからどんどんエンターテインメントとして面白くなっていくと感じました。ある意味これを生業にしていたい、メディアとしてこれを追っかけたいという想いがあり、未だに飽きないですね。」

ー中高生に向けてメッセージをお願いします

「ゲームというのはピンからキリまで、それこそローエンドからハイエンドまですごいたくさんあるので、人に応じてやってみれば良いと思う。奥が深くてとてもおもしろい世界なので、日常の生活に、学業に支障のないくらいに色々なものを体験してみると良いと思います」

 

(番外編) 闘会議からも、ゲームの盛り上がりが見えてくる?

ー闘会議というゲームに特化したイベントができたが、どういう経緯だったのでしょうか

「ニコニコ超会議の中で、ゲーム実況やゲーム大会などが盛り上がってきて、コンテンツとしてもっと増やしたいという状況になりました。だったら別に開催しましょう、ということで、スピンアウトのような形で始まりました。」

ー闘会議の開催はゲームの需要が高まっていることを表しているのか

「ニコニコのユーザーにとって需要が高まっているということですね。ニコニコ生放送の半分近くがゲーム実況になったりしている。それだけ盛り上がってきたということですね。」

 

(終)

この記事を書いた記者

白髭 直樹
白髭 直樹Mediums 代表/編集長
映像制作からPR、プログラミングなど多岐にわたり活動。映像関係においてはNHK杯全国3位、コンテスト優勝など数多くの受賞歴。またITベンチャーに参画のほか、報道活動やイベントの運営なども行っている。